小樽から国道5号線を通って約30分走ると石造りの建物、澄んだ空気、ウイスキーづくりの理想郷、余市蒸溜所があります。
力強い重厚なモルトウイスキーが育つニッカウヰスキー発祥の地を見学することができます。
余市蒸溜所には多くの建物が点在しており、昭和初期の建物群がほぼ当時のままに保存され、北海道遺産に選定、文化庁有形文化財にも登録されております。
創業者の竹鶴政孝と夫人リタの住居を移築、復元した「旧竹鶴邸」やウイスキーのルーツから製法、種類、楽しみ方を映像や展示物で紹介する「ウイスキー博物館」があり、ウイスキーの歴史を学ぶことができます。
夏期期間中には昭和情緒の漂う、私邸を改築した「リタハウス」でアフタヌーンティーなどを楽しむこともできます。
ウイスキーの製造工程の乾燥から糖化・発酵、蒸溜、熟成をガイドの方が親切丁寧に案内してくれるコースなどもあります。
工場見学が終了すると「ニッカ会館」でウイスキーやソフトドリンクの試飲、レストランもあるので北海道グルメを堪能できます。
となりの建物には、ギフトショップもあり、余市蒸溜所限定の貯蔵年数・タイプ別の原酒・グッズなど、普段は見かけないものも販売しています。
また、余市蒸溜所のモルトウイスキーを倶楽部会員専用の樽で預かり10年間熟成させてくれる「十年浪漫倶楽部余市」という企画もあり、人生の節目に魅力的な商品だと思いました。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、余市の豊かな自然の中で育まれたウイスキーを身近に感じられる美しくて、美味しい、素敵な蒸溜所でした。