札幌市から約80キロ、高速道路で約50分のところの中空知地域の中心都市(人口約4万4千人)の滝川市があります。
NHK朝の連続テレビ小説「チョッちゃん」の舞台としても有名で、最近ではグライダーによる町おこしも注目されているようです。もちろん北海道民にはなじみのジンギスカンの街でもあります。
「500万年前、ここは海だった。」1980年、市内を流れる空知川河床から海牛が発見され、タキカワカイギュウ呼ばれています。体長は約8mで、およそ500万年前(鮮新世)に生息し、研究の結果新種であることが明らかになりました。
1984年に北海道天然記念物に指定され、海牛進化の貴重な資料となっています。自然史館では、タキカワカイギュウをはじめ、ちびっこも大好きなティラノザウルスやマンモスなど他ではあまり見ることのできない標本が大迫力で展示されています。
「日本一の恐竜博物館」を決める投票では、堂々7位にランクインしており、国立科学博物館、福井県立恐竜博物館等の有名博物館に連なりランクインしているだけあって見ごたえ充分です。
また、同じ建物内には「滝川市こども科学館」が併設されており、こちらでは「やさしい科学のアプローチ」として身近な日常生活の科学を体験学習する展示スペースとなっております。
体験実験では静電気の実験があり、カナダのマンテグラフさんが開発したといわれるマンテグラフという数10万ボルトの静電気を出す大きな機械(日本一の規模)が設置されており、数万ボルトの静電気を体感することもできます。
入館料は共通券で大人800円です。札幌から日帰り圏内のドライブスポットのひとつに加えても楽しいところです。
グルメスポットやカヌー、グライダー、キャンプ、ゴルフ場などの体験型スポットも最近はホットのようです。古き良き街の面影が数多く残っている街でした。