札幌から高速道路を利用して約1時間30分、日高支庁の西端に人口約5800人の平取町があります。
平取町はアイヌ文化や義経伝説など、ロマンがいっぱいの街で、義経公園は義経神社の境内を中心に美しい自然に恵まれた背後地一帯をエリアとしています。
義経伝説とは、歴史では源義経公が源平の合戦の後、奥州平泉で自刃したとありますが、密かに蝦夷地(北海道)に渡り西海岸を北上しアイヌの人々が繁栄していた平取に来てカムイ(神)と尊敬されたという伝説です。
その後、義経は史実上の共通点から、大陸に渡りアジアの大半を征服した蒙古のジンギスカンとなったという説もあるほどです。
義経神社は寛政10年(1798年)に近藤重蔵が東蝦夷地の探検の際、アイヌ民族が義経公を崇敬していることを知り「義経公御神像」を寄進安置したのが始まりだそうです。
境内には義経資料館があり、貴重な資料も展示されており、義経の伝説に惹かれ全国より多くのファンが来館しているそうです。
義経公園内には美しい桜や水仙、スズラン、ツツジなど花々が咲きほこり、目を楽しませてくます。遊具や東屋などもありのでお花見やピクニックを楽しむにもぴったりです。
展望台からの眺めも素晴らしく、サクラにつつまれた公園内や東に日高連峰、南には沙流川、さらにその向こうには太平洋を望むこともできます。
最近の武将ブームや、数年前の大河ドラマ義経と少し身近に感じられるようになった歴史を体感できるおすすめスポットです。