トピックス ブログ-街の情報- 2009年7月22日(水)
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「開拓史札幌本庁舎」 資料より

創健時の姿に復元された赤れんが

「北海道の歴史ギャラリー」

気品高い洋風建築

道庁前庭 池

オフィスビルと「後ろ姿美人」
赤れんが庁舎(重要文化財 北海道庁旧本庁舎)
札幌市中央区北3条西6丁目(電話011-204-5019 入館料無料 北海道庁内)北海道庁旧本庁舎があります。
「赤れんが」の愛称で広く道民に親しまれている北海道庁旧本庁舎は、明治21年(1888年)に完成し、アメリカ風ネオ・バロック様式のれんが造り、使われたレンガの数は250万個といわれ、硬石、木材などの多くの材料を道産で賄ったそうです。
塔頂部までの高さは33mで、現在の10階建のビルに相当し、今ではオフィスビル群に隠れてしまいますが、当時は国内有数の大建築物でした。
建物の頂きにある八角塔(ドーム)は、明治6年(1873年)に建てられ6年後に焼失した「開拓使札幌本庁舎」のドームを継承したものだといわれています。
当時のアメリカでは独立のシンボルとしてドームを乗せる建築様式が流行しておりました。屋根にある赤い星のデザインは開拓のシンボルで「札幌市時計台」にも同じ赤い星が施されています。
その後、赤れんが庁舎は、明治29年に八角塔・換気塔を撤去し、明治42年(1909年)の火災では、内部を焼失、復旧工事を経て昭和43年(1968年)に北海道百年を記念し、創建当時の姿に復元し永久保存することとなりました。
国内でもこれほど優れた明治時代の洋風建築物は少なく、昭和44年(1969年)に国の重要文化財の指定を受けました。
庁舎内には道の歴史に関する資料が保管されている「北海道立文書館」や歴史博物館「北海道の歴史ギャラリー」、北海道と縁の深かった樺太に関する資料展示する「樺太関係資料館」、「赤れんが北方領土館」、「国際交流・道産品展示室」、「観光情報コーナー」などのギャラリーが設けられ、様々な情報を発信しています。
また、環境緑地保護地区に指定されている道庁前庭は、道民や多くの観光客の憩いの場となっていて、ランチタイムにはピクニック気分で弁当を広げている光景を見ることができます。
「赤れんが」は、正面に比べシンプルな後ろ側を「後ろ姿美人」と称されることも多く、中心部オフィスビル群のオアシスであり、観光や地域情報の発信地でもあります。
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